高齢化社会といわれている日本で、これからますます需要が高まるだろうと予想されている資格の一つに、「福祉住環境コーディネーター」があります。耳慣れない資格(意外と取ってもあまり役に立たないこともあったりします)かもしれませんが、高齢者や障害者などの介護が必要な人が住みやすいと思われるような住宅環境を提案する、アドバイザー的な役割を担っています。福祉、保険サービスなどの情報提供や、福祉用具、介護用品、さらには、家具に至るまでの選択と利用法の助言を行う事もあります。また、医療や福祉、建築などについても体系的で幅広い知識を身につける事により、住宅の建築士やケアマネジャーといった各種専門家とクライアントとの間の、橋渡し的な存在になることもあるでしょう。つまり、福祉住環境コーディネーターには、全ての意見をまとめる調整役としての一面もあるのです。福祉住環境コーディネーターの資格(取得していると自分の能力の証明になるでしょう)は、東京商工会議所が主催していて1級から3級に分かれています。2級に合格すると、介護保険を利用して住宅改修を行った際の必要書類「住宅改修が必要な理由書」を作成する事が認められます。1級の合格率が10%未満と、低い合格率になっていることもこの資格の特徴でしょう。資格取得後の主な就職先は、設計事務所や建設会社、住宅設備メーカー(ざっくりと分けると二種類あります。オリジナリティ溢れる独自の商品・製品を作っているところと、他社の商品・製品をコピーしているところです)、老人福祉施設、福祉機器メーカー、ショールームなどが挙げられています。ただ、実際には資格を取っていても、まだ「福祉住環境コーディネーター」という職種で採用している企業は少ないのが現状なんですー